住所 : 東京都文京区西片1-15-6
開山 : 1624年
沿革 : 「丑寅の方角に水戸家鬼門除けの寺を設けたい」という養珠院殿の発願を継承した初代藩主頼房公によって建立された。ゆえに頼房公を開基とする。発願主の養珠院殿は俗名を「お万の方」といい徳川家康の側室であり紀伊頼宣、水戸頼房両卿の生母でもある。元和元年身延山第二十二世心性院尭順日遠聖人の元で出家し、のち小石川水戸藩邸に住んでいた。また開山の正行院尭恩日円聖人は身延山第二十二世心性院尭順日遠聖人の直弟子であった、ゆえに当山は創建と同時に本山大野山本遠寺の末頭の格式を得ると共に江戸御宿院となった。更に幕府より「水戸家御祈願所」の公許を得、朱印三百石を拝領し格式ある地位を確立した。
大震災の折に被災したが戦火は逃れることが出来、改築成った本堂内に四百年近くを経た伝統を今日に伝えている。
(丸の内線、大江戸線「後楽園」より徒歩7分、三田線「春日」より1分)
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